水上村の名前の由来となっている「水」。
すべての源・球磨川水源と、豊かな市房山の間に
水の村・みずかみは存在しています。
市房山の四季折々の美しく雄大な自然
霊峰市房山は春夏秋冬四季折々の美しい姿でわたしたちを楽しませてくれます。特に、春の桜やツクシアケボノツツジ、紅葉は見事です。
熊本県の東南の端に位置し、日本三急流のひとつ球磨川の源流の村 水上村。
春は市房ダム湖沿岸の一万本桜やシャクナゲが咲き誇り、秋には彼岸花や紅葉が村を彩ります。大自然の中で育まれる農産物に加え、霊峰市房山から湧き出る澄みきった水で生産されるお米など、食の宝庫でもあります。泉質のよい「湯山温泉」も自慢の緑あふれる癒やしの里です。
球磨川源流
水上村役場より約50分、林道梅の木鶴線、「源流橋」で車を降り、約90分ほど自然林を歩くと岩の間から勢いよく吹き出す「球磨川水源」に出会います。日本三急流のひとつ球磨川は、その水上村の自然林の中で産声をあげて、遠く八代海に注ぎます。
球磨川上流はヤマメの渓流釣りのポイントとして人気のスポットです。
市房山神宮と市房杉
市房山神宮は、古くから縁結びの神として親しまれてきました。市房山の4合目にあり、そこへ行くまでの参道には樹齢千年ともいわれる大きな杉が数十本そびえ立っています。
市房山神宮へ向かうまでの道のりには、市房山神宮の象徴として大切にされてきた新夫婦杉 をはじめ、市房神宮の建立年(807年)が平安時代であったことから命名された市房杉を代表する平安杉、八丁坂を登りきった石段から振り返ると見える杉で、左右にたくさん伸びた枝がまるで千手観音を思わせることから命名された千手観音杉など、古代を感じさせる大木が迎えてくれます。
山里に春を告げる一万本桜と市房ダム湖
毎年、桜の開花に合わせて行われる桜まつり。ダム湖周辺には桜の回廊一万本桜が一斉に咲き誇り、県下でも有数の桜の名所となっています。桜まつりには、健康マラソンなどのスポーツイベントの他、郷土芸能の披露、花火など多数の催し物が行われます。市房ダム湖には、汗の原親水公園、高さ80mの大噴水、カヌー体験ができる「あめんぼー館」、水上村物産館「水の上の市場」などが集まり、憩いの場所の中心になっています。
水上村でしか見られない希少な生き物
水上村の市房山やダム湖周辺には、水上の村鳥であるセキレイやアトリなどの多くの野鳥や生き物が生息しています。1973年に市房山で発見されたのが日本初になる、体長2cmほどのゴイシツバメシジミは、国指定天然記念物です。市房キャンプ場周辺のクヌギ林には、クワガタやカブトムシなどが生息し、水上村の自然とともに多数の豊かな生命が育まれています。